朝の明るい森で、木のおうちのドアから顔を出すワクワクした子グマ

ある日、ちいさなクマちゃんは「ガサゴソ、ガサゴソ」とおうちを飛び出しました。
「ぼく、もっともっと遠くまで行ってみたい!」とワクワクした顔で森の奥へと向かいます。


色とりどりのお花畑で嬉しそうに跳ね回る子グマ

クマちゃんは「ふわふわ、お花がいっぱい!」と嬉しくなり、お花の中でピョンピョン跳ね回りました。
「もっと楽しいところを見つけよう!」とさらに奥へ進んでいきます。


森の小道で子グマがうさぎさんと出会って話している場面

森の小道でうさぎさんに会いました。「こんにちは!どこへ行くの?」
「ぼく、森のいちばん奥まで行くんだ!」
うさぎさんは心配そうに「暗くなる前におうちに帰らなきゃだめだよ」と言いましたが、クマちゃんは「だいじょうぶ!」と笑って走り出しました。


暗くなってきた森の奥で、道が分からず不安そうな子グマ

森の奥はだんだん暗くなり、道もわかりにくくなりました。「ガサガサ…あれ?道がない…」
急に不安になったクマちゃん。「おうち、どこだろう?」とつぶやきます。


静まり返った森の中で、ひとりぼっちで心細そうな子グマ

周りはシーンと静か。「クゥン…」クマちゃんの胸がぎゅっとなります。「ひとりは、いやだな…」
「ママ~!」と叫んでみましたが、声は森の木々に消えてしまいました。


「ママに会いたい」と涙をぽろぽろこぼす子グマ

「ママがいたら、ぎゅーってしてくれるかな…」
クマちゃんの目から「ぽろぽろ」涙がこぼれます。「もう、ひとりで遠くまで来なきゃよかった。」


遠くに見えた光を目指して歩いていく子グマ

そのとき、遠くに「ピカッ!」と光が見えました。「あ!あそこだ!」
光を目指して歩いていくと、どこかで見たことのあるおうちがだんだん見えてきます。


おうちの前で待っていたママに思いっきり飛びつく子グマ

「ママ!」おうちの前には心配そうなママが立っていました。
クマちゃんは思いっきり走って「ぎゅーっ!」と飛びつきました。「ぼく、ずっとママに会いたかった!」


ママに優しく抱きしめられてにっこり笑う子グマ

「大丈夫よ、もうひとりじゃないわ」ママはにっこり笑って、クマちゃんを優しく抱きしめました。
「今度は遠くに行くときは、一緒に行こうね」
「うん!」クマちゃんもにっこり。


あたたかいおうちで家族と一緒に眠る子グマ

その夜、クマちゃんはママのぬくもりを感じながら「スヤスヤ…」と眠りました。
「やっぱり、おうちがいちばん!」
外では「ざわざわ…」と風が吹いていましたが、クマちゃんの心はぽかぽかあたたかいままでした。